Mirai Lab.賃貸経営の未来を作るコラム

安定した賃貸経営のためには、入居希望者が確認するネット上の物件情報が重要!

安定した賃貸経営を目指す場合、入居者が物件選びの際に何を重視しているのかを知っておかなければいけません。特に現在の物件探し事情を考えてみると、ほとんどの場合、まずはネットで検索を行い、自分の希望に合った物件を探すという行動になります。

つまり、インターネット上の不動産検索サイトに掲載する物件情報が非常に重要になるわけです。もちろん、物件情報として搭載されてもいないウソの設備情報などを載せるのはもっての外ですが、入居希望者が魅力的に感じる設備情報などに関しては、掲載しないと損になりますよね。

ただ、引っ越しを考えている方が、こういった不動産情報検索サイトを閲覧する際、何を重視しているのか全く把握していなければ、空室対策としてどのような設備を導入すれば良いのか、また周辺情報などとして何を掲載していけば良いのかさっぱり分からない…なんてことになってしまうことでしょう。そこでこの記事では、不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)が公表した、2021年度版の「不動産情報サイト利用者意識アンケート」について、皆さんがおさえておくべきと考えるいくつかのポイントをご紹介していきます。このアンケート調査の結果を押さえておくことで、入居者が何を求めているのかをある程度理解することができると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

不動産情報サイト利用者意識アンケートのポイントについて

 

それでは、2021年度版の不動産情報サイト利用者意識アンケートについて、賃貸経営を行っている方がおさえておきたいいくつかのポイントについてご紹介していきましょう。この調査では、賃貸物件を探している方が、ネット上に存在する物件情報の「何を確認しているのか?」がわかります。逆に言えば、入居希望者が求めるものが理解できるわけですので、賃貸経営者からすれば「何をすれば空室が埋まるのか?」のヒントになるわけです。

ここでは、ネット上に効果的な物件情報を出し、的確な空室対策を行っていくために皆さんがおさえておくべきポイントをご紹介していきます。

不動産会社を選ぶ時のポイント

 

インターネット上の不動産検索サイトには、さまざまな物件情報が一覧で掲載されています。それでは、物件探しをしている方が、「問い合わせしてみよう」と考える不動産会社はどのような条件が整っているのでしょうか?この部分に関しては、以下のポイントを重視するようです。

  • 1位 写真の点数が多い・・・73.3%
  • 2位 他にもたくさんの物件を掲載している・・・47.1%
  • 3位 店舗がアクセスしやすい場所にある・・・40.5%
  • 4位 部屋の雰囲気が分かる動画が付いている・・・38.1%
  • 5位 写真の見栄えがよい・・・31.5%

上記は、賃貸物件探しをしている方が不動産会社を選ぶ時のポイントになります。ちなみに「写真の点数が多い」については、売買でも賃貸でも圧倒的な1位になっていますので、物件情報を掲載する際には注意しておいた方が良いと思います。そして、「店舗がアクセスしやすい場所にある」という回答については、以前までは2位にランクインすることが多かったのですが、コロナ禍でオンラインでの物件紹介が可能になってきたことにより、店舗へのアクセスがあまり気にされなくなったようです。
なお、上には登場していませんが「物件のウィークポイントも書かれている」という回答が僅差の6位になっている点には注意したほうが良いと思います。最終的に物件を契約する前には、多くの方は内見を行い実際の物件を確認します。つまり、この段階で大きなデメリットが見つかると非常に大きな不信感につながってしまうことになり、契約に至らない可能性が高いです。最初からデメリット面も公開しておくという対応は、信頼度の面で好印象を与え、内見してみた時には「そこまで気にならないな!」と即決してもらえる要因になります。どのような物件でも、何らかのウィークポイントがあると思いますが、無理に隠そうとせず、きちんと公表しておく方が好印象になるかもしれません。

物件情報以外に必要だと思う情報

 

次は、物件探しを行っている方が、物件そのものの情報だけでなく「この情報は知っておきたい!」と考えている情報についてです。実際に物件を借りて、そこで生活をすることになると考えた場合、物件の綺麗さや設備だけでなく、周辺環境のことが気になってしまうものです。この調査によると、多くの方が以下のような情報を知りたいと考えているようです。

  • 1位 周辺の商業施設情報・・・81.4%
  • 2位 治安情報・・・79.0%
  • 3位 浸水の危険性・・・63.9%
  • 4位 地盤の固さ(強さ)・・・53.6%
  • 5位 嫌悪施設情報・・・47.3%

この調査結果では上記のような順位になっています。周辺の商業施設や治安情報に関して知りたいと考えるのは理解できるのですが、医療施設や主要公共施設などの情報よりも、水害や地震などに対して強さを気にする方が多いというのは少し驚きかもしれませんね。
ただ、物件がファミリータイプなどになると、物件の入居対象者は、公共施設や医療施設、学校などの情報を重視すると思いますので、物件タイプによって少し変わるというのは頭に入れておきましょう。

物件情報を探す際に希望する設備等は?

 

これは2018年に行われた同調査での情報になります。2021年度版では、この項目がなくなり、コロナ問題によって求めるようになったものが聞かれているようです。少し古い情報なのですが、物件探しをしている方が求めている設備は以下のようなものです。

  • 1位 独立洗面台・・・48.9%
  • 2位 インターネット無料・・・46.8%
  • 3位 追い焚き風呂・・・42.8%
  • 4位 Wi-Fi・・・42.7%
  • 5位 温水洗浄便座・・・40.8%

2018年時点では、上記のような設備が賃貸住宅に求められていたようです。なお、コロナ禍で在宅時間が長くなっている今、インターネット無料やTVインターフォンなどを求める方が増加していると言われています。ちなみに、2018年についても、TVインターフォンや24時間ゴミ出し可が上位にランクインしています。
こういった設備は、空室対策のヒントになりますので、物件探しをしている人が何を求めているのかは常に把握するようにしましょう。

コロナ禍以降、住まいに求めるようになった条件

 

このアンケート調査では「新型コロナウィルス感染症拡大が起こる前と比べて、住宅に求める条件はどのように変わったか?」と言った質問もなされており、賃貸では以下のような順位になっています。

  • 1位 遮音性に優れた住宅に住みたくなった・・・55.9%
  • 2位 宅配ボックス・置配ボックスを設置したくなった・・・53.3%
  • 3位 通信環境の良い家に住みたくなった・・・52.3%
  • 4位 日当たりのよい住宅が欲しくなった・・・49.4%
  • 5位 24時間ゴミ捨て場が欲しくなった・・・49.2%

コロナ問題以降、在宅時間が長くなってきたことから、集合住宅での騒音トラブルが急増していると言われています。そういったこともあり、今まではあまり注目されることが無かった『遮音性能』が賃貸物件でも求められるようになったようです。
他には、宅配ボックスや置配ボックスを求める人が増えている、ネット環境が整っていてほしいなど、コロナ禍ならではの要望も多くなっています。実際に、コロナ禍以降の空室対策としては、物件に宅配ボックスを導入するというケースが増えていると言われています。宅配ボックスは、もともと再配達の削減など、運送業界の業務効率向上目的で注目されていたのですが、コロナ問題以降は、対面で荷物を受け取らなくて済むということから、感染拡大防止の面からも非常に有効な設備と考えられるようになったようです。

参照データ:不動産情報サイト利用者意識アンケート2021年度
参照データ:不動産情報サイト利用者意識アンケート2018年度

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調査結果を踏まえたうえで必要な空室対策を検討しよう!

 

ここまでの説明で、物件探しを行っている方が、何に注目しているのかが分かってきたのではないでしょうか?賃貸業界は、新型コロナウイルス問題の影響が非常に大きく、コロナ問題前後で、物件に求められる要素が一変したといっても過言ではないのです。ただ、これから空室対策を行おうと考えていた方にとっては、「何をすれば良いのか?」が明確にわかるようになったので、対策を打ちやすいという点ではメリットなのではないかと考えられます。

ここでは、コロナ問題が長引く中、安定した賃貸経営を行っていくために有効だと考えられる空室対策をご紹介しておきます。

テレワーク対応

 

コロナ問題により、多くの方が不満に感じる住宅のポイントとして「テレワークに適した住まいになっていない…」と言うものがあるそうです。これは、賃貸でも持ち家でも同じで、従来の日本の住宅が「家で仕事をする」と言うことを全く想定していなかったことが要因だと言われています。

特に賃貸住宅の場合、各入居者の生活空間が近いこともあり、テレワークが導入されたとしても他の部屋からの騒音で仕事に集中できない…、その逆に、自分のweb会議の音が騒音になっていないのか心配…といった声が上がるようになっています。また、同居人がいる入居者の場合、部屋数の問題で集中して仕事に取り組めない…などと言う不満も多く、こういった問題から引っ越しを検討する方が多くなっていると言われています。

つまり、これから物件の空室対策を検討した場合には、テレワークなどに対応できるような間取りにすることや、入居者が音の問題を抱えなくても良いよう防音対策に力を入れるなどと言った方法が有効です。他にも、テレワークに必須である、インターネット環境を物件側が整えてあげるなどと言った対策もオススメです。

人気の設備を導入

 

コロナ問題以降、人との接触を減らすことが重要とされたことから、買い物などもネット通販がメインとなったという方が増えています。これは、外出自粛を求められたことで、ネット通販の良さを理解した人が増えたことも要因でしょう。

このように、ネット通販の利用者がさらに増加した現在では、賃貸物件に宅配ボックスの設置を求める方が多くなっています。宅配ボックスがあれば、配達員と対面せずに荷物を受け取れますので、感染症対策になりますし、さらに外出していたとしても荷物を受け取ることが可能です。

宅配ボックスに関しては、ネット上の物件検索サイトでも絞り込み検索の項目に追加しているサイトがあるなど、非常に人気の賃貸設備になっています。空室対策は、その時代に求められている設備を整えておくということが非常に重要ですので、コロナ問題以降、入居者に求められる設備を整えるという対策が有効なのではないでしょうか。

間取りの変更

 

コロナ禍では、人々の在宅時間がどんどん長くなっています。そのため、2人以上での入居が可能な物件では、今まで以上に部屋数を求める方が増加していると言われています。上述した、アンケート調査では紹介していませんが、コロナ問題以降、賃貸物件に求める条件としては「部屋数が欲しくなった(48%)」「仕事専用スペースが欲しくなった(46.7%)」「収納量を増やしたくなった(46.4%)」などといった意見も上位にランクインしています。

これは在宅時間が長くなったことで、同居人がいる場合には、今まで以上に「自分の時間を求める」と言う方が増えているからだと思います。ただ、この部分の空室対策に関しては、物件の間取りを大幅に変更するための大規模なリフォーム工事が必要になるので、多額のコストがかかってしまうという点は注意しましょう。

まとめ

 

今回は、賃貸経営を行っている方が絶対に押さえておきたい、物件探しをしている方が物件に何を求めているのかや、コロナ問題以降の空室対策はどのような対策をとるべきなのかを解説してきました。

安定した賃貸経営を進めるためには、時代に合わせた空室対策を行っていかなければいけないので、物件探しをする方が何に注目するのかを常に押さえておかなければいけません。特に、インターネットの物件情報サイトやスマホアプリなどで物件探しをするのが当たり前となった現在、多くの人が求める設備が導入されていないだけで、あなたの物件が誰の目にも触れなくなってしまうような時代です。
と言うのも、ネットなどで物件探しをする際には、「駅近」「オートロック」「宅配ボックス」など、まずは求める設備や条件などで物件の絞り込みを行うようになっていますので、その時代に人気の条件が整っていない場合、第一段階で弾かれてしまうようになっているのです。

この記事では、2021年に行われた最新の調査結果をご紹介していますので、ぜひ今後の空室対策の参考にしてみてください。なお、既存入居者の退去を防ぐ為の対策としても有効ですので、現在満室経営ができている方も、ぜひおさえておきましょう。

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執筆スタッフ株式会社アイ・ディー・シー広報

株式会社アイ・ディー・シー広報のMです。
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